第3回基電会オンライン講演会(令和5年度開催)のご案内
基電会 会長 藤原 康文
会員の皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、基電会(大阪大学基礎工学部電気工学科・電子物理学科エレクトロニクスコース同窓会)では、
年1回行っております基電会オンライン講演会について、この度第3回として開催いたします。
日程を確保していただき、万障お繰り合わせの上、ご参加いただければ幸いです。
<参加申し込み方法>
・申し込みサイト:基電会ホームページ内の「お知らせ」欄 で案内しております。
・ログインするためのパスワードは会員の皆様宛に電子メールにて連絡いたします。
・申込期限:2023年11月8日(水)(ただし期限後の申し込みも可能です。)
(この件に関する問い合わせメールアドレス: alumni@ee.es.osaka-u.ac.jp )
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第3回基電会オンライン講演会
◆日 時 :令和5(2023)年11月18日(土) 14:00~16;30
◆場 所 :インターネット開催(Zoom オンライン)
◆内 容 :
14:00-14:10 会長挨拶
14:10-15:30 ご講演(質疑を含む)
・講演題目:「半導体産業を取り巻く潮流と今後なすべきこと」
(講演要旨は最下段にあります。)
・講演者:西村 正 先生
基電会前会長
元㈱ルネサステクノロジ 取締役
元東京工業大学大学院理工学研究科 連携教授
元大阪大学大学院工学研究科招聘教授/非常勤講師
15:30-15:45 (休憩)
15:45-16:30 交流会
講演者の西村先生を囲むオンラインの会となります。
16:30 閉会
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・講演要旨:
日本の半導体産業は長い時間をかけて淘汰や変化を進め、いくつかの輝きのある企業に収斂してきたように見えるのですが、メディアや官からはいまだに「凋落」を冠して呼ばれる産業のままのようでした。ところが、一昨年に岸田総理から半導体は経済安全保障を担保する戦略物資との認識が示されました。そして、世界一のファンダリTSMCの前工程Fab.と実装技術の研究開発センターを誘致し、最先端2nm世代デバイスの開発生産を目指すRapidusを設立させるなど、一気に半導体再興のムードが盛り上がってきました。国際情勢の緊迫と新コロナ禍を経ての全く新しい潮流ですが、グローバルに広がった生産と市場の形を変えようとしています。どんな形で落ち着くのだろうか? 何を準備すればよいのだろうか? などなど、考える便として、かつて自分が経験したいくつかの潮流と半導体産業の本質を反省の気持ちを込めて眺めなおし、皆さんと一緒に未来を占ってみたいと思います。